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熱中症にご用心

2018/08/08

しずさと診療所 所長 柄澤正人

①梅雨(つゆ)明けから注意すべきは「熱中症」です。
毎年、全国で1000人近い方が亡くなっています。特に2010年には1700名と多くの方が亡くなりました。約8割近くが65歳以上の方で、その半数が屋内での発症です。屋外だけではないことに注意が必要です。

②熱中症を起こしやすい要因には、環境要因・身体要因・行動要因の3つがあります。
a.環境的要因
急激に気温が上昇した日(梅雨明けなど)、高湿度、強い日差し、風が弱い、閉め切られた空間、エアコンをかけてない部屋、車内、体育館など
b.身体的要因
高齢者、乳幼児、肥満体、糖尿病あり、下痢などでの脱水状態、二日酔いなどの体調不良
c.行動的要因
炎天下での作業や筋肉運動、水分補給のできない状態

③熱中症の重症度と対応処は、以下のようになります。

④熱中症の予防
a.エアコンをつけましょう、特に高齢者は我慢しないようにしましょう
b.水分や塩分をしっかり摂りましょう
c.換気をしましょう
d.お風呂や寝る時も注意をしましょう
e.おかしいと思ったらすぐに受診を

※民医連月刊誌『いつでも元気2018年7月号』参照

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