健康で安心して住み続けられる「まちづくり」をめざして

長谷川先生を囲んで健康座談会

2018/04/11

診察以外で医師と話ができるのは医療生協ならでは

2月4日、池田町中央公民館にて長谷川先生を囲んでの健康座談会に参加しました。
「ソーシャル・キャピタル」とは初めて聞く言葉でした。地域に住む人たちがお互いに信頼し合い、安心感を抱いていると周囲との人間関係が円満になる。ストレスが少なく健康に良い環境が作り出せる。その結果長生きできるそうです。
「運動は一人より仲間とするのがお勧め」には納得です。一人では長続きしません。私は地域の体操クラブに参加しています。脳トレの2分ほどにワイワイガヤガヤと大騒ぎしています。
大声で笑い合えるのが楽しいです。そんなに長生きしなくてもいいけれど、健康であり続けたいと思います。
医師から診察以外で話が聞けるのは医療生協ならではです。質疑応答の時間が有意義でした。サプリメントのグルコサミンやコンドロイチンの話が出ました。製薬会社が作っていないので1か月4千円ほど…効果がわかっていても、私には高くて現実には使えません。効く成分なら医薬品として保険が使えれば3割負担なので気軽に始められるはずです。残念です。
「がん検診は受けるべきか?」と質問が出ました。「医療の進歩は日進月歩だからがんも治せるようになってきている」と長谷川先生の答えでした。
今の医療は患者と医者が同等の立場で、賢い患者になる必要があるそうです。
自分の治療方針を自分で選択するような流れだそうですが、検診結果に対して冷静に聞けるのだろうか?わからなくて理解できなくて困るだろうな…。自分一人で背追い切れるのだろうか…。いくら医療の進歩でがんが治る病気になってきたとはいえ、医療費など考えると痛みだけ何とかしてもらえばいいと私は考えています。
出席者から、病気の夫の意思を尊重し、難しい選択をされている方の話が聞けました。治そうとする生きる力の話もされました。年を重ねてきたからこその重み強みに感じいりました。お互いに寄り添える家族の素晴らしさは感銘深かったです。
最後に「池田町に診療所を作ろう」という話が出ました。現在車に乗れても後期高齢者になればわかりません。
公共交通機関が少ないので病院に行くのも不自由です。近くにできれば安心です。そうなればもっと組合員数も増えるでしょう。実現できるとありがたいなと少し明るい気持ちで帰りました。

(伊藤秀子)

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