疾患シリーズ 骨粗鬆症
2018/05/02
しずさと診療所 所長柄澤正人
◎『骨粗鬆症』とは骨の強度(骨密度)が低下して、骨折しやすくなる病気のことです。骨粗鬆症になると、骨がもろくなり、転倒などちょっとしたことで簡単に骨折してしまうことがあります。骨粗鬆症による骨折から、寝たきりなど介護が必要になってしまう人も少なくありません。寝たきりになる原因の15%が「転倒/骨折」です。
◎粗鬆症の症状や年齢は
・背中や腰が痛む、曲がる、身長が縮んでくる(若い時より4cm以上縮む)などです。
・女性ホルモンが少なくなった高齢女性に多くなります。
・実際には自覚症状は少なく、骨折して初めて骨粗鬆症とわかることが多いのです。
◎診断は、骨の強さを判定する「骨密度」を測ることです。骨密度は若い人の骨密度の平均値と比べて自分の骨密度が何%であるかで表されます
◎しずさと診療所では、最新式の骨密度の検査器具を購入しました。腕を機械の中において、10秒ほどで検査は終わります。骨粗鬆症が心配という方、ぜひ骨密度を測ってみましょう。
◎また大垣市では、骨粗鬆症健診を行っていて、当院でもできます。(大垣市在住の方で40~70才の女性。健診は期間が限定されていますのでお問い合わせください。費用は500円です)
⇒ 日常生活での注意、治療については次回とします。