柄澤先生を迎え健康講座「差額ベッド代」払わなくていい場合も
2月25日(日)午後10時より、青墓地区センターで健康講座を行いました。
支部運営委員会で「柄澤先生のお話を聞きたい」との要望で講師の依頼をしたところ、多忙な中受けていただき実現しました。
「差額ベッド代は支払わなくていい場合がある」というお話をしていただきました。ずっと以前から「差額ベッド代」というのはあって、個室は「ぜいたく」だから払うことが当然のことのように思われてきましたが、今では4人部屋まで「差額ベッド代」を徴収してもいいことになっています。これは、政府の医療費削減政策によるものです。
診療報酬は低いままにしておいて、患者から差額を徴収しなさいということです。ただし「患者への十分な情報提供を行い、患者の自由な選択と同意に基づいて行われる必要がある」など規定を定めています。
また、差額徴収をしてはいけない場合も定めています。①治療上の必要で個室に入った②病院側の都合で個室に入った③差額のベッド代の説明がなかった。④同意書に署名がなかった場合などは徴収してはいけないという決まりがあるということが、厚労省の通達で明確になっているとのことです。払わなくてもいい場合もあることがわかりました。体験者からの質問やわかりやすい資料もあり良く理解することができました。
生協の診療所で開設以来、所長医師として、どんな思いで働いておられるかとの問いに、どんな病気も診療し相談にのって、患者さんの思いに応えてきたこと、これからもその思いは変わらないと答えられ、頼もしく感じました。また、経済的に厳しい方にも平等に医療を受けられるように、その人の身体状況をみて障害者認定の申請を行うなどの手助けをしていること、訪問診療では自宅で最期を迎えたい希望に応え、看取りも行っていることなどのお話がありました。お金のあるなしで医療に差をつけない無差別、平等の医療をしずさと診療所は実践されていて力強く思いました。
当日は予想を越え70人近くの参加者がありました。他支部の皆さんも多く参加して応援していただきありがとうございました。健康委員の皆さんと樋口、小川両看護師さんも協力、応援していただき感謝申し上げます。
私達赤坂支部はこれからも健康講座、健康サロン、ヨガ班会、金生山ウォーキング班会、花見など行事を通じて組合員の皆さんと繋がりを深め、支部活動、仲間ふやしなど進めていきたいと思います。
(宇津時雄)