不破支部 「垂井宿ウォーキング」に参加して
2022/02/23
機関紙『げんき』掲載の「中山道垂井宿界隈ウォーキング」のタイトルに惹かれ、初めて不破支部の行事に参加させていただきました。
晩秋の高く広く澄んだすばらしい青空の下、正にウォーキング日和です。
ベテラン街角案内人の名ガイド不破さんに、街角22個所を案内していただきました。
近くに住んでいながら初めて訪れる場所も多く、未知の細い路地裏を歩くのは大好きでワクワクしました。まず「古清水」や「裏清水」を案内していただきました。手を清水に浸けたら温かい湧水でした。湧水は夏は冷たく冬は温かく、人に優しい泉です。
ここに置かれていたまな板のような板を「何に使うものでしょう?」とのクイズには誰も正解者はおらず、なんと、これは、洗濯物をすすぐ際に膝を乗せるのに使う膝立でした。きっと、ご近所さん同士、世間話をしながら俯いて洗濯をされたであろうと住民の姿を想像しました。この湧き出る泉は和歌にも詠まれたそうで、地名の「垂井」はここから生まれたそうです。ちなみに、案内人の方はこの裏清水が一番お好きだと語っておられました。
改めて垂井の歴史や魅力に触れ、また訪れたいと思えた街でした。それに加え、ガイド氏の巧みな話術、きめ細かな説明、しばし古の歴史を偲んだひとときでもありました。また、時折味のあるユーモアも出て思わずみんなの笑い声も弾み、和気あいあいの雰囲気で、歩くのも楽しめました。よく知られている場所は勿論、マイナーな場所もいくつか案内していただけたことは私にとって嬉しいことで、充実した半日でした。
ガイドの不破さんはじめ、企画やお世話して下さった役員の方々、ありがとうございました。
中川すえ子