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しずさと診療所 新型コロナウイルス ワクチン接種について

2021/08/11

新型コロナワクチンは、ワクチン管理上から、国→県→市町村へと供給されています。そのため、しずさと診療所では原則大垣市内在住の方を対象に接種を行っています。市外組合員の方々の要望に応えられないルールになっています。しずさと診療所での状況についてご報告します。

診療所での接種数について

6月22日現在、しずさと診療所ではのべ1,234名の方に新型コロナウイルスワクチンの接種を実施しました。うち、165名の方が2回目の接種を終えられました。まだ2回目の接種の大半が残っていますが、その後も64歳以下の方向けの接種を継続して実施していきます。
6月6日付け岐阜新聞に基づくと、大垣市内の65歳以上の24%(約10,500人)が1回目の接種を終了しました。その時点で、しずさと診療所は、約550名の方の1回目接種を終えていました。大垣市全体のワクチン接種の約5%をしずさと診療所が担っているという計算になります。集団接種に加え市内約70の医療機関が個別接種を担当していますが、診療所は個別接種においてはおそらく突出した接種数だろうと思われます。これまでインフルエンザワクチン接種を毎年多数実施してきた経験と、休日返上で取り組む職員の踏ん張りが大きな成果として現れています。

診療所でのワクチン接種方法について

新型コロナウイルスワクチンは、ご存じのように従来のワクチンとは異なる新たなものであり、今回は医師が問診に専念するために接種を看護師が担当するという体制で実施しています。接種を受けられた際に「医師が接種しないの?」と思われた方もあるかもしれませんが、「肩への筋肉注射」は診療の中で日常的に看護師が担う医療行為であり、むしろ医師より経験豊富ですのでご安心ください。


ワクチン接種開始に至るまでの経過とお詫び

まずは、65歳以上の方の接種予約について、大きなご迷惑・ご心配をお掛けしたことをお詫び申し上げます。
今回接種開始に至るまでには、いくつもの課題がありました。ワクチン供給は予定通りされるのか?いつから接種を始めることができるのか?予約日時はどのように決定するのか?など医療機関も手探りのなか準備を進めました。行政からは予約手順やワクチンの供給などの情報提供は直前であることがほとんどで、多くのことを数日以内に確認・決定しなければなりませんでした。そういった状況の中で、接種を希望される皆様には、予約の段階で多大なご迷惑をお掛けする結果となりました(64歳以下の方の接種においてはインターネット予約システムを導入しました)。
行政も大きな混乱を抱えながら準備を進めておりましたので、市のワクチン対策室とは何度も電話やFAXでやりとりを行ってきました。円滑な接種実施のための医療機関側の意見をリアルタイムでお伝えさせていただき、かつリアクションもあるといった経験は従来にはなかったことですので、今回の苦労も今後の保健行政改善のための一助となるのではないかと前向きにとらえています。

今後の接種について

大垣市在住の組合員の皆さまには折込みチラシをご覧いただければと思いますが、前述の通り、64歳以下の方の接種も引き続きしずさと診療所で実施していきます。接種は木曜日の夜、土曜日の午後、日曜日の午前を予定しています(接種を行わない日程もあります)。市からクーポン券が順次配送される予定となっておりますが、受付開始の案内が届いた方からご予約をお取りください。(事務長中村英洋)

接種終了後、15~30分の経過観察中の皆さん

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