高校生医療者1日体験
2019/10/30
8月2日と19日、将来の仕事として薬剤師を選択肢の一つと考えている高校生に、診療所に係わる薬剤業務の見学を中心に一日体験を行ってもらっています。
薬剤師は、調剤業務を行う場合には安全で有効な薬物治療が行なわれるようにすることが役割です。正確な調剤は基本ですが、年齢、性別、体重、検査データなどを考慮し処方が適正な用法・用量であること、正しい服薬方法、副作用の防止の注意点、相互作用の可能性など服薬に当たって必要な事柄を患者さんに理解してもらうこと、スタッフなどに対する薬剤情報の提供などの業務があります。直接的な薬の取りそろえや調合などの業務が薬剤師の仕事の中心ではないことを参加者に説明しています。
診察室の見学や訪問診療への同行もしてもらいました。医療者の視点から見る診療の見学は、今後の参考になったとの感想が多く寄せられました。
希望者が多く、全員を受け入れることができなかったことが残念に思うところです。
(薬剤師 長谷川哲雄)