新型コロナワクチン接種の報告
しずさと診療所所長 柄澤正人
5月より開始となった新型コロナウイルスワクチン接種も11月実施予定の1日を残し、一旦終了となりました。期間中、しずさと診療所では、土日および平日の夜間を中心に接種を実施し、おおよそ5000回(2500人)の接種を実施しました。救急対応を要するような重篤な副反応の発生はありませんでしたが、院内での処置を要する事例が数例発生しました。医師・看護師の緊急対応により健康に問題なく2回の接種を終えることができました。
ただ、9月25日のワクチン接種において、60人の方に冷凍保管期限を1日超過したワクチンを接種する事例が発生しました。対象となった方々には速やかに報告と謝罪をしました。経過観察を行うともに、大垣市とも協議のうえ2回接種終了後に抗体検査を実施するなどの対応を行っています。また事例発生後は、再発防止策をいっそう強化・徹底しております。この場をお借りしてご報告とお詫びを申し上げます。
3回目接種について
さて、年明け以降は早速コロナワクチンの3回目接種が開始となる予定です。これまでの接種とは異なり、全ての対象者が1回の接種を実施することとなるため、ワクチンの管理や予約枠の確保は従来よりスムーズに行うことができると思いますが、引き続き休日や時間外の業務の継続に現場は少しげんなりとしています。コロナ禍を早く終息させるためにももうひと踏ん張りしたいと思います。3回目の接種に関しては、改めて自治体より正式に案内が出されると思いますので、もうしばらくお待ちください。
現在、国内でのインフルエンザ流行の兆しはありませんが、今後の新型コロナの感染者減少によって感染対策がゆるみ、インフルエンザをはじめとする感染症の流行も危惧されます。引き続きマスクの着用や手洗いうがいの励行等、基本的な感染対策を継続し、新型コロナウイルスはじめ感染症の拡大を阻止していきましょう。