不破支部健康講座 高齢になっても美味しく食べられるために
2018/12/26
9月29日。関ケ原中央公民館にて健康講座に参加し、歯科衛生士の長谷川由美子さんの話を聞きました。
食物を口で咀嚼し飲み込む行為(嚥下)は、年齢とともに機能が低下していく傾向となります。咀嚼した食物は口から食道を通って胃に運ばれるが、高齢になるにつれて、筋力低下や頸椎の関節が狭くなったりして、口腔に食物が残りやすくなったり、咽頭に食物が残ることも増え、飲み込みにくいと感じる高齢者も多いそうです。その食物が気管の方へ入り、誤嚥性肺炎などになるリスクが高くなることなどを学びました。
人は平均1日1リットル~1.5リットルの唾液を分泌し、咀嚼時に食物がパサつくのをまとめて飲み込みやすくしてくれる役割をするそうです。唾液を出すための唾液腺マッサージのやり方の指導を受けて唾液の分泌を実感することができました。
また食事前の準備体操として首、肩、頬、口、舌を動かす口体操などの指導を受け、年齢を重ねても、健康で毎日食物を美味しくいただくには、本日学習したことを日常生活の中で取り入れながら口腔ケアを実践していくことが大変重要な事柄であることを知ることができました。本日学習したことを多くの人に伝えてあげたいと思います。
(山田)