健康で安心して住み続けられる「まちづくり」をめざして

新年のごあいさつ

2019/01/23

「住み慣れた地域で最後まで自分らしく生きる」を実現させるために、西濃医療生協の新たな飛躍の年へ

理事長 木村 隆之

 西濃医療生協の組合員、利用者、そして職員の皆さん、新年を迎えるにあたり、ますますのご健勝とご活躍を心よりお祈りいたします。
西濃医療生協創立(2001年6月3日)から足かけ19年目に入ります。私たちが設立当初からめざしてきたものは、全ての組合員や住民が「住み慣れた地域で最後まで自分らしく生きる」ことのできる地域社会を創造することです。20年間に及ぶ活動・事業のなかで、それを夢に終わらせない現実的な課題とする意識が生まれてきています。西濃医療生協はそれだけの実績を積み上げてきていると自負してもよいのではないでしょうか。
組合員数は4000人を超えました。西濃全域で11支部が着実な活動を続けています。20近い班がスクエアステップ、笑いヨガなどを通じて健康づくり・居場所づくりに取り組んでいます。西濃医療生協の医療・介護事業は110名を超える職員集団によって担われ、その規模は年間事業高7億円に迫っています。訪問医療・看護・リハビリテーションをはじめ医療生協の事業に対する地域の信頼も高まっています。地域の保健・医療・介護の拠点という役割と機能を着実に強めてきています。
こうした発展を基礎に昨年6月の第17回通常総代会において、西濃医療生協の10年ビジョンと当面5年間の活動・事業目標を定めた「中長期計画」が決定されました。それは「健康で平和に暮らせるまちづくり」、「総合的な地域医療・保健・福祉の拠点の実現」、「それを担い推進する役割を果たせる組織の拡大と強化」を3つの柱とするものです。一言で表現すれば、「すべての組合員及び住民が住み慣れた地域で最後まで自分らしく・人間らしく生きる」を可能にする医療生協の活動・事業の創造をめざす壮大な計画です。
ある意味では夢のような計画です。とは言え、この計画は日本国憲法、とりわけ憲法9条(平和的生存権・国家の戦力不保持・交戦権否定)、同13条(個人の尊重・幸福追求権)、及び同25条(人として生きる権利・社会保障権)が掲げる理念に繋がっています。私たちの計画は決して荒唐無稽なものではありません。社会全体がめざすものと一致しています。私たちの計画は憲法理念を西濃地域において具体化・実現していくことに他なりません。
西濃医療生協が夢を現実のものにすべく、中長期計画の具体化・実現に向け着実に前進する、本年がそういう年になることを願っています。今年もよろしくお願いします。

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