健康で安心して住み続けられる「まちづくり」をめざして

子どもも大人も楽しめた健康フェスティバル

2018/04/25

ーいじめや不登校の子どもが、過去最高になっていると言われる今、学校や人とのかかわりのあり方を、一緒に映画を見て、話し合って、考えてみませんかー

2月11日、「第25回西濃子どもと教育フェスティバル」が開催されました。
今年は、夜間定時制に学ぶ子らを取材したドキュメンタリー映画『月明かりの下で』を鑑賞。今年も、大人向けの映画だけでなく、積み木や科学遊びなど、大人も子どもも楽しめる企画が盛り込まれていました。映画も、見るだけでなく、感じたことを交流する分科会も持たれました。
この映画に登場する子たちの多くが、不登校を経験し、その行きたくないはずの学校に登校してきます。机の上に寝っ転がり、教室に行かず職員室でおしゃべりだけして「下校」します。そんな子たちに先生たちはにこやかに対応します。感想アンケートには、「あんな子をなぜ注意しないのだ」とは書かれてありません。「大変な運命を背負っている子たち」「弱さと優しさ」「辛かった。でも、先生との会話、一緒に問題を考える先生たち、仲間たちの交流に胸を打たれた」「ここに教育の原点」…と。
20年以上にわたって続けられている教育フェスティバル。「今年も、やはり来てよかった」「子どもも楽しめた」「もっと子どもコーナーが多いとよい」「親の持つ不安や悩みを出し合えて解決できる企画を今後も」「映画の中の子どもたちの姿に感動した」などの感想が寄せられています。みなさん、来年もお楽しみに。

(高木正一)

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