健康で安心して住み続けられる「まちづくり」をめざして

健康講座「介護で困らないために」

2019/05/08

【中央支部】


1月30日(水)、スイトビアセンターで健康講座を開催しました。17名の参加でした。
講座は2部構成とし、第1部では「口腔、栄養について」と題して、しずさと診療所言語聴覚士の多賀文香さんと櫛田衣通子さんから、健康長寿を手に入れるために、オーラルフレイル(口の機能の虚弱)を予防することが、栄養や身体活動、社会参加とともに重要であることを詳しく且つわかり易く教えていただきました。お話のあとで、フレイル状態を問診票でチェックしたり、滑舌を良くする口唇や舌の筋肉の鍛え方を学び、参加者全員で楽しく健口体操を行いました。「健康チャレンジ」のコースの一つに取り入れたいものでした。
第2部では、Mさんにお願いして「在宅での看取りと施設での看取りについて~ある組合員さんの経験から学ぶ」と題して話していただきました。義姉を自宅介護のあと施設利用で看取ったこと、ご主人の介護では、ご主人の意思を第1にして自宅での看取りを決心し、しずさとの訪問看護と往診を支えとして、子どもや孫たちに囲まれて安らかな最期を迎えられるまでの看取りの体験をされ、困ったこと・迷ったこと・良かったことなど重い体験を詳しく話していただきました。参加者の皆さんからは「非常に参考になった」「我がこととして真剣に考えていきたい」と感想が出され、感銘深いものとなりました。
今回は事前に健康チェック学習会を開き、尿中塩分濃度測定用紙(ウロペーパー)、骨密度計など、運営委員自身がどの器具・器材も使いこなせるように、使用・操作方法を学びながら、自分たち自身の測定も行いました。健康講座終了後にも参加者の中に健康チェックを希望される方が数人あり、学習会の成果があったと思いました。

(大橋 保子)

このページのトップへ